講  演  会   
   
発達障害のある子と家族への支援



  大正大学 人間学部臨床心理学科教授
                     
                 玉井 邦夫 様

発達は、ずっと続く階段のようなもの。その階段を支援者と保護者とが共有することが大切。
  「障害」の二面性を理解する
 個人の特性としての障害と関係性としての障害
 生きづらさは、周りの子との関係性いかんによって違ってくる
  保護者の気持ち、とは    願いをつきつめると、
  ・ 子どもの障害が改善されること
  ・ 生活が楽になること           になる。
常に、この2つでバランスをとっている。
  家族への支援・介入・・・就学前から成人期まで    その子その子の今はもちろん、将来にわたって見通した時に、今するべき、あるべき支援が見えてくる。
  小学校時代でも、低・中・高学年それぞれが大切。
   
  療育プログラムの考え方  一般の子が普通に生活して獲得できる力を訓練によって得る
  ことば・気持ち・からだ  「こころ」を支えているのは 思考・感情・感覚 の3つの柱
  かかわりの手がかり 


                                     
感情のコントロールのために
・人間性と問題性を切り離して考える
・思考と感覚の両面で行う
行動の目標は具体的で肯定的であること
「だめ」よりも「選択」
「困った」行動と両立できない望ましい行動を作る
望ましいと考えている行動は、子どもにとってユニット(一連の行動連鎖)になっているか
「持ちこたえている他の児童生徒」への配慮が大切
  保護者とのコミュニケーション 


                   
共同作業の軸足を強調「力を貸してもらえませんか」
役割分担を・・・「手立て」を伴って相互交渉のモデルを示す
受容は子どもの発達的な変化によって促される
「うちでは困っていない」ことの多様性を理解
・ほぼ虐待の家庭     ・かかわりを持っていない
・困っていないふりをする

子どもの困りを保護者の生活体験に引きつけて例示する
                  コミュニケーション能力が重要
保護者と専門職は本質的に異なる「異文化交流」
  教育相談の留意点 

                       
教員は「語る専門職」として養成されている(自覚)
保護者と教員では認知の地図が違う(前提)
相談とは、語り手の「限界」が拡がること(目標)
「理由・原因」からではなく、「対処・仮設」から(立論)
→例えうまくいかなかったとしても、「この方法ではいけない」
 ことが分かるので前進する
操作的定義、肯定型の語り、代替行動の選択(技法)



 
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